着物を着る時期

つい先日テレビを見ていたら、京都にお住まいの方に対して、京都の着物のレンタルショップを利用して着物を着て歩いている観光客や外国人観光客をどう思うかのアンケートをしていました。アンケートに対して50代くらいの女性が、「レンタル品の着物の時期がその季節に全然合っていなくて不快です」と答えていらっしゃいました。なるほど、さすが京都の人だなぁと思って拝見していました。あなたはどう思いますか。

季節の柄

着物の柄には季節があるものが多くあります。例えば草花の例を挙げますと、赤い丸い実をつける南天とすっとした南天の緑の葉の柄は、11月くらいから一月半ばくらいまでが良いとされています。南天は「難を転じて福となす」という意味を持ち、お正月には縁起物として重宝されます。このように、主に草花は着物で身に着ける時は、実際の草花が満開の時期よりも少し早い時期が好まれること、特に縁起物はぴったりの場所や時があること、などを覚えておくと良いかもしれません。

着物の柄の季節が気になるのでしたら、購入する際に着物の呉服店の店員さんにいつ頃着ることができる着物なのか確認したり、着物の本やネットで確認しても良いでしょう。

着物の種類

鎌倉で5月後半に浴衣を着た観光客を見ました。着付け教室などでは衣替えの季節である6月の梅雨明け頃から浴衣の季節と習ったこともあり、個人的には少し早いかなと思いますが、5月でも6月でも暑い日は暑いですよね。気候に合っていれば問題ないと思う反面、やはり少し違和感があり、伝統を守った方が良い気持ちもあります。

着物には季節に合った着物の種類があります。例えば袷(あわせ)という裏地が付いた着物は、秋から冬、春にかけて着るのが通常です。また、袷の着物だけでは寒い場合はコートのように着物の上に同行(どうこう)や羽織(はおり)、ショールなどを着ることがあります。これらにも季節があることはご存知ですか。大まかに説明すると、着物と同じように袷と単があり、またウールや綿などの生地は秋から冬、春にかけて、透け感がある羽織は夏から秋のはじめにかけて、毛皮のショールは真冬に、など、洋服に近い感覚の季節で使用してもらえれば大丈夫です。着物だけでは町を歩くのはマナー違反になる、というものであったと書いてある着物の本もありますが、最近はその風潮は薄れ、着物だけで町を歩くことも問題なく、寒い時にショールや羽織、同行を着る、と記載してある着物の本も多いです。

最後に

着物の季節感について、自分の好みを主張したいときやカジュアル着で着る時は特に気にせず着ても良いと思います。ただ、正式な場所に着ていく時には気にされる方に合わせて選ぶことをお勧めします。

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